“Durastream EX”は消火スプリンクラー配管用途に特化した積水化学グループのCPVC(塩素化塩ビ樹脂)コンパウンドです。
耐熱性・難燃性・耐久性・施工の容易さを備えており、施工される地域・国で求められるさまざまな基準を満たす、高い性能が特徴です。
国際的な認証であるUL規格に準拠しており、ASTMなど各国の標準規格に対応し、多くの地域や国で採用されています。
ここでは“Durastream EX”の導入事例を紹介します。
建物に設置される消火スプリンクラーシステムは、基本的に加圧送水装置とスプリンクラーヘッドの間を配管でつなぎ、水が充填されています。配管の途中箇所には流量検知装置が設置されており、スプリンクラー解放時に流量調整をする役割を担っているのです。配管で漏水が発生した場合、流量調整装置が誤作動し、スプリンクラーが起動してしまう場合もあります。
そのため、消火スプリンクラー配管には火災時の熱への耐性(耐熱性・難燃性)はもちろん、腐食のしにくさ、常時かかる水圧に対する耐圧性などの機械的な強度が求められています。
このような消火スプリンクラー配管に求められる性能を満たす素材として選択されるのが、CPVCです。
CPVCの耐熱性・難燃性・腐食のしにくさ・強度の高さといった特性は、消火スプリンクラー配管用途に非常に適しています。
CPVCでつくられたパイプ・継手は、消火スプリンクラー配管用途で数多く使用されています。
CPVC消火スプリンクラー配管は、様々なタイプの建物に導入されています。
適用できる範囲は各国の法令により様々ですので、詳細は営業までお問い合わせください。
“Durastream EX”は、“Durastream”シリーズのなかで消火スプリンクラー配管用途に特化したCPVCコンパウンドです。
CPVCコンパウンド“Durastream EX”からつくられるCPVCパイプ・CPVC継手は、消火スプリンクラー配管用途に非常に適しています。
“Durastream EX”の製品概要や性能についてはこちら
積水化学は、自らも管材メーカーとしての側面を持ち、押出・射出など成形分野に高い技術力を保有しています。
CPVCコンパウンドの販売だけでなく、お客様である成形メーカーに対して成形分野の技術サポートも行っています。