給湯・給水配管には、高温に耐える耐熱性・長期間使い続けられる耐久性や強度・水質の安全性確保など、幅広い性能が求められます。
CPVCコンパウンド“Durastream”からつくられるCPVCパイプ・CPVC継手は、給湯・給水配管用途に非常に適しています。
“Durastream”(デュラストリーム)とは、積水化学グループが提供するCPVCコンパウンド製品です。
Durastreamの名称は、Durable(丈夫な、永続性のある)とStream(流れ)の2つの単語に由来します。
Durastreamシリーズは様々な用途に幅広く活用されるCPVCコンパウンドですが、その中でも給湯・給水配管用途の管材(CPVCパイプ・CPVC継手)が最も代表的な用途です。Durastreamがその高性能・高品質に裏付けられた頑強さにより世界中の水インフラ基盤を様々な脅威から守り続けるイメージをDurableという言葉に、さらに、製品の高性能・高品質が実現する安心安全な水の流れが世界中の人々の暮らしを支えるイメージをStreamという言葉に込めています。絶え間なく流れる清らかな水の流れは、よりよい未来に向かって進んでいくイメージを感じさせます。
このDurableとStreamという2つの単語を組み合わせて、世界中に今まで無かった言葉“Durastream”と名付けました。
私たちが、世界に今までなかった唯一無二の価値を生み出したいという願いも込めています。
CPVCコンパウンド“Durastream”からつくられるCPVCパイプ・CPVC継手は、給湯・給水配管用途に非常に適しています。
積水化学は、自らも管材メーカーとしての側面を持ち、押出・射出など成形分野に高い技術力を保有しています。
CPVCコンパウンドの販売だけでなく、お客様である成形メーカーに対して成形分野の技術サポートも行っています。
給湯器から蛇口までの配管(パイプ・継手)には、熱水に対する耐熱性が求められます。また、水中の塩素による劣化への耐性や、腐食により配管内に蓄積するスケール が引き起こす水質劣化や流量の圧迫を起こしにくいことも重要です。
“Durastream”でつくられた管材は多くの用途に利用されますが、特に給湯・給水配管用途 に高い実績があります。プラスチック素材の中でもとくに高い耐熱性と塩素への耐性、金属素材のようにさびやスケールが発生しないこと、そして優れた機械的強度を備えているため、給湯・給水配管用途 に用いられるのです。
“Durastream”の強みは、優れた性能、手厚い導入サポート、国際認証を取得していることです。
Durastreamは、耐熱性・難燃性・低発煙性・機械的強度・絶縁性・耐電圧性・耐薬性 といった様々な面で優れた性能を発揮します。
また、積水は原料配合においてもお客様の要望に柔軟に対応し、各種物性を調整可能です。
お客様である成形メーカー様に対して、製品企画・設計段階から試作、生産改善に至るまで、手厚い導入サポートを提供しています。
これは、積水が成形メーカーとしての一面も持っているからこそ可能な強みとなっています。
積水の“Durastream”は、飲料用水の公衆衛生機器を対象とした国際認証であるNSF認証を2013年に取得しました。CPVCコンパウンドメーカーでNSF認証を取得できている企業が少ない中で、積水は安全基準をクリアした製品の提供を通して、世界の飲料用水の衛生環境に貢献しています。
“Durastream”は給湯・給水配管用途に非常に適した性能を持つ製品であることを紹介してきました。
近年、さまざまな国・地域の幅広い種別の建物に対し、Durastreamからつくられる給湯・給水用CPVC配管が導入されています。
積水化学グループはお客様である成形メーカーに対し、基準に合致した配合設計を行い、よりよい製品開発に取り組んでいます。