積水化学グループのCPVC(塩素化塩ビ樹脂)コンパウンド “Durastream HD”は、工業用配管用途で求められるさまざまな性能を満たす製品です。ここでは工業用配管用途で求められる性能と“Durastream HD”が備える特徴について触れながら、導入イメージを紹介していきます。
工業用配管にはさまざまな種類があります。水や空気・燃料などを供給するものや、化学薬品を送る配管など、扱う流体に合わせて製品を選ぶ必要があります。配管が破損すると、工場作業員や地域住民への被害、工場停止など甚大な損失を生み出すことになりかねないからです。
化学プラントなどで用いられる配管は、扱う流体が高温や高圧な場合があるため、耐熱性や機械的強度、耐久性が求められます。また、化学薬品を扱う配管の場合は、酸・アルカリなどで劣化しないことが重要であるため、耐薬性が重視されます。化学薬品によっては配管の帯電が原因で容易に揮発するものもあるため、絶縁性などの電気的特性についても十分に配慮する必要があります。
“Durastream HD”は、耐熱性、機械的強度、耐久性、耐薬性、絶縁性といった工業用配管に求められる性能を高いレベルで網羅しています。
工業用CPVC配管は、様々な工場・設備に導入されています。
<導入例>
・リチウムバッテリー用銅箔工場
・精密機械工場
・半導体工場
・化学プラント
・発電所施設
・食品工場 など
適用できる範囲の詳細は営業までお問い合わせください。
“Durastream HD”は、“Durastream”シリーズのなかで工業用CPVC配管用途に特化したCPVCコンパウンドです。
CPVCコンパウンド“Durastream HD”からつくられるCPVCパイプ・CPVC継手は、工業用CPVC配管用途に非常に適しています。
“Durastream HD”の製品概要や性能についてはこちら
積水化学は、自らも管材メーカーとしての側面を持ち、押出・射出など成形分野に高い技術力を保有しています。
CPVCコンパウンドの販売だけでなく、お客様である成形メーカーに対して成形分野の技術サポートも行っています。