CPVCの強み – 耐熱性

CPVCの優れた特長:熱変形温度

他のプラスチック素材に対するCPVCの利点の一つは、優れた耐熱性です。

熱変形温度(HDT)は非常に重要な指標で、材料が小さな機械的負荷でも変形するほど柔らかくなる温度を示します。温度がHDT以上になると永久変形を起こします。CPVCは一般に、競合するプラスチックの中で最も高いHDTを持つため、高温環境で使用されます。下の表は他のプラスチックと比較される熱変形温度(HDT)を示しています。CPVCコンパウンドは、プラスチック業界で最も高いHDTのを持つ材料の一つです。

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HDTデータの参考文献
積水社内試験データ 2. 日本化学会

HDTはCPVCコンパウンド中の塩素含有量に比例します。下表に見られるように、塩素含有量が増加するにつれて、HDTも増加します。積水は、各用途の様々なニーズに対応するため、ラインナップに富んだCPVCコンパウンドを製造しています。

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耐熱性

熱変形温度は通常のPVCより10℃~40℃高い。

塩素化度とHDT(熱変形温度)の相関性
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耐熱性の向上により、高温での熱収縮特性に優れる。

塩素化度と熱収縮率の相関(参考:プレスシートで測定)
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